無料で遊べるWebカメラを使ったフェイストラッキングアプリ”Animaze”について

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無料で遊べるWebカメラを使ったフェイストラッキングアプリ”Animaze”について

2020年11月18日
他の話題, AR

一般的なWebカメラだけで
フェイストラッキングアニメーションが行える
FaceRigの後継アプリケーションAnimaze by FaceRig(Animaze)
のストアページが公開されました。
(記事執筆時点ではまだ配信は始まっていません)

前身のFaceRigと比べて何点か変わっています。
トラッキング性能などの機能的な事は実際に触ってみないと
分からないのでライセンス周りについて書きます。

AnimazeはFaceRigとは異なり
フェイストラッキングを試すだけであれば購入する必要はなく、
無料で使うことができます。
無料で使う場合はSteamワークショップで
配布されているアバターや小道具を無料で利用することができますが、
利用者個人専用(つまりSteam上に非公開)のアバターや小道具を
インポートする場合は0.99USDの料金が必要なようです。
また1セッションあたり90分の時間制限が設けられています。
この制限を取り払うには年間19.99USDの
Basicサブスクリプション契約を結ぶ必要があります。

Basicサブスクリプションでは、無料版でかかっていた制限の解除の他に、
・動画としてのエクスポート
・iPhoneをフェイストラッカーとして利用
(おそらくTrueDepthCameraを使用した高度なフェイストラッキングの実現)
などの無料版では使えなかった機能が利用できるようになるようです。

Animazeを利用した動画配信で月間500USD以上の収入を得る個人配信者は
年間99.99USDのVIPサブスクリプション契約を結ぶ必要があります。
FaceRigではProUpgradeというDLCを購入すればよかったのですが、
Animazeではサブスクリプション形式へと変更になりました。

利用者が個人ではなく、企業である場合は
VIPサブスクリプションでは対応していないようで、
企業ライセンスが必要なようです。

Animaze のアーリーアクセス期間が終わる頃にFaceRigの販売とサポートを停止するようです。
サポート終了後のProライセンスについて詳しい記載が見つけられなかったのですが
FaceRigを使用して月間500USD以上の収入を得ている個人配信者は
Animazeへの移行を検討する必要があるかもしれませんね。

水曜担当：Tanaka