最近のDRAM・SSD価格動向と影響

ここ最近、PCパーツ市場やIT関連製品の分野で、
DRAM(メモリ)やSSD(フラッシュストレージ)の価格が上昇傾向にある
といった話題を目にする機会が増えてきました。

これまでメモリやストレージは、時間の経過とともに価格が下がっていくもの、
という印象を持たれることが多かった分野ですが、
現在はやや状況が変わりつつあるようです。

DRAM・SSD価格上昇の背景について

価格上昇の背景としてよく挙げられているのが、AI関連分野の需要拡大です。
生成AIや大規模なデータ処理を行うサービスの普及により、
データセンター向けの設備投資が活発化していると言われています。

こうした動きの中で、半導体メーカー各社が、
AIサーバー向けなどの高付加価値製品の生産を優先する傾向にあり、
その影響が一般向けのDRAMやSSDにも及んでいる可能性があります。

DRAM市場の動向

DRAMについては、DDR5を中心に価格が上向いています。
特にサーバー向けや業務用途での需要が強く、
PC向けメモリにも影響が波及していると考えられています。

その結果として、PCメーカーの製造コストが上昇し、
製品価格や構成に影響が出始めているようです。

SSD価格の変化

SSDについても、NANDフラッシュの生産調整などを背景に、
価格が下げ止まりから緩やかな上昇に転じていると言われています。

特に容量の大きいSSDや高速モデルでは、
以前ほど価格が下がりにくくなってきたと感じる場面も増えてきました。

PCやスマートフォンへの影響

DRAMやSSDの価格動向は、完成品であるPCやスマートフォンにも少なからず影響を与える可能性があります。
メーカー各社はコスト上昇分を吸収しつつ対応していますが、
状況によっては価格改定や仕様調整が行われるケースも考えられます。

例えば、エントリーモデルではメモリ容量やストレージ容量が抑えられる、
といった形で調整される可能性もありそうです。

自作PC・アップグレードへの影響

自作PCユーザーや、既存PCのアップグレードを検討している場合も、
メモリやSSDの価格動向は気になるポイントです。

これまでのように「必要になったら安く買い足す」という判断が、
少し慎重になる場面が増えてくるかもしれません。

水曜担当:Tanaka



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