本家Microsoftが放つ!日本よ、コレがKinectの使い方だ!(小売店向け)
- 2013年10月17日
- Kinect
少し前になりますが、Kinectの開発ツールがバージョンアップしました。私もまだ全部確認出来ていないのですが、開発者にとっては何気に嬉しい機能が追加されています。
さて、Kinectですが本家Microsoftが小売店に向けた活用例を提案していましたので、忙しい人向けに動画の説明も含めて紹介したいと思います。
スキー用品店の場合
店内に置かれた大型ディスプレイの前に訪れた客が立つと、スキーが出来る観光地が表示されます。 Kinectを使用している為、操作は手の動きのみ。手をかざし、興味のある観光地を選んでいきます。 観光地を選択すると最寄のホテルが表示され、さらに宿泊する部屋を手を360度パノラマで閲覧しています。
と、唐突にゲームが開始します。ゲームは雪だるまが投げる雪玉をキャッチするという内容です。キャッチするキャラクターはKinectを使っている事もあり、ディスプレイの前に立っている人間の動きをトレースしています。
ゲームを遊んだ後は、携帯電話番号の入力を促すと共に商品割引のメッセージが表示されます。 携帯電話番号を入力すると自分の携帯電話にURLが埋め込まれたメールが届くというものです。
おもちゃ屋の場合
ディスプレイに車のおもちゃをかざします。すると、選んだおもちゃと同じ車がゲーム内で使用できるようになります。当然ゲームの内容はカーレースです。
さらにディスプレイの前に立っている子供の顔をキャプチャし、ゲーム内のレーサーの顔を子供の顔に変更します。 そしてゲーム開始。ハンドルを握る動作をし、車を操作します。
アパレルショップの場合
ディスプレイはあたかも鏡の様に店内を映しています。そのまえに立つと、服が浮かびあがります。 服を上下選択する事により、ディスプレイに映し出している自分が選択した服を着ます。
さらに背景を選択し、ポーズを決めて撮影します。 QRコードが表示されるので、スマートフォンで読み取って、撮影した画像を受け取るというものです。
それでは本家Microsoftのプロモーション映像を見た感想を少し述べたいと思います。
何れも現段階でのKinectの能力をフルに活用しています。逆に言えば、これ以上のコンテンツを作成しようと思うと、Kinectだけで実現出来るかどうかも分からないと思います。 例えば2番目のカーレースゲーム。兄弟2人で対戦していますが、対戦数を2人ではなく4人にしたい!と思っても難しいでしょう。 これはKinectのセンサーが、人間の動きを読み取れるのが最大2人までの為です。
また、実際におもちゃ1つ1つに対しゲーム用の車のモデリングや、やはり1つ1つの服に対しモデリングを作成するのは、どう見ても費用対効果として見合わないと思います。恐らく、こういったコンテンツだと高級で(且つ粗利が高い)、品数が膨大でないものが適しているんじゃないかと思います。(いわゆるブランド品とか)
ま、あくまでプロモーション映像なので、そこを差し引いて見ればビジネスアイディアも含め、得れるものは幾つかあるとかと思います。個人的には、Kinectを利用したコンテンツからスマートフォンへのスムーズな連携や、意外と人の動きをトレースしたゲームが面白そう(且つ、大人から子供まで前知識無しで遊べる)というのはイイ発見だと思っています。
木曜日担当 Window開発チーム 古村
komu at 2013年10月17日 10:00:05