Windowsで仮想ディスクを暗号化

USBメモリは便利な反面、紛失や盗難による情報漏洩リスクがあります。
仮想ハードディスク(VHD)を作成し、
BitLockerで暗号化することでリスクを低減できるかもしれません。
USBメモリにVHDを作成し、暗号化する手順を解説します。

目次

仮想ハードディスク(VHD)とは?

VHDとは、Windowsが提供する仮想的なハードディスクで、ファイルとして扱うことができます。

  • 拡張子:.vhd または .vhdx
  • メリット:必要なときにマウントして利用。BitLocker暗号化にも対応。
  • USBに保存して、1つのファイルとして持ち運ぶことが可能。

USBメモリにVHDを作成する手順

  1. スタートメニューから「ディスクの管理」を開く。
  2. メニューから「VHDの作成」を選択。
  3. 保存場所にUSBメモリを指定し、サイズ・形式(VHDX推奨)を選択。
  4. 作成後、VHDを「オンライン」にし、「新しいシンプルボリューム」でフォーマット(NTFS推奨)。

BitLockerでVHDを暗号化する方法

  1. 作成したVHDをマウント(ダブルクリックでOK)。
  2. ドライブを右クリックし、「BitLockerを有効にする」を選択。
  3. パスワードの設定。パスワードは必ずバックアップ
  4. 「使用済みの領域のみ暗号化する」を選択
  5. 暗号化方式:「互換モード」がおすすめ。
  6. 「暗号化の開始」で完了。

注意点と運用のポイント

  • VHDファイルは定期的にバックアップしましょう。
  • 他のPCで使用するには、BitLocker対応OSが必須です。
  • VHDのマウントは必要なときだけ行い、使用後は「アンマウント(取り外し)」を推奨。

まとめ

VHDとBitLockerを組み合わせることで、USBメモリの安全性を高めることができます。

水曜担当:Tanaka



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