QuestをRift化するOculus Link
- 2019年10月09日
- VR
正確にはOculus Rift(以下Rift)化するわけではありませんが、スタンドアロン型VRヘッドセットであるOculus Quest(以下Quest)をRiftの様なPC用VRヘッドセット化する機能がOculus Linkです。

Quest向けコンテンツと、Rift向けコンテンツの両方が一台で楽しめるのはお得ですね。
PCとQuestをUSB3.0規格のケーブル一本で接続して、 映像をヘッドセットに転送し、コントローラ入力をPCへ転送する仕組みのようです。
Riftと比べてケーブル一本で済むこと、元々がケーブルレスな Questを使っているので 動きやすさはQuest+Linkの組み合わせの方が上そうです。
Link機能用のUSBケーブルの発売も予定されています。

PC本体のUSBポートと接続するので、グラフィックカードにdisplayportが無い場合でも利用できるのがもう一つの Quest+Link の利点でしょうか。
グラフィックカードの出力とヘッドセットの入力を 直に接続してる訳ではないので
映像の質ではRiftと比べると劣るようですが、
目立つ遅延の発生は無いそうです。
視点の中心付近を高画質に、その周りの映像の画質を落とすという最適化を行うことで遅延の発生を抑えているそうです。
価格もそれほど違わないので 部屋が狭い日本の家庭事情では、ケーブルの本数が少ない Quest+Link の方が普及しそうな気がします。
水曜担当:Tanaka
tanaka at 2019年10月09日 10:00:24