OpenAI GPT API(7) プロンプトデザイン

本記事は前回の「OpenAI GPT API(6) プロンプトデザイン」の続きです。
前回は以下のプロンプトで旅行の感想文の中から地名だけを抜き出す処理をおこないました。

前回実行したプロンプト

Extract the place name in the following in Japanese.

Input: 先日旅行に行ってきました。関西国際空港からニューヨークのJFK空港までの直行便は高額だったので、韓国を経由してのフライトで行きました。ニューヨークではハーレムの教会でゴスペル音楽を鑑賞しました。


実行結果:

しかしアウトプットの結果が上記のようにプログラム上で扱いにくい形式だったため
今回はアウトプットフォーマットを指定する指示をプロンプトに追記して実行します。

csvで出力

上記のプロンプトに以下を追記して再度実行します

Desired format:csv.

実行結果:

カンマ区切りのStringでレスポンスが返ってきました。

このフォーマットであれば、そのままcsvファイルへ出力したりデータベースに
登録をおこなったりといったことが簡単にできるので扱いやすそうです。

jsonで出力

次はjsonの配列で出力するように指定してみます。

Desired format:json array of place names.

実行結果:

jsonの配列のフォーマットでレスポンスが返ってきました。

jsonであれば簡単にパースできるので様々なプログラミング言語と組み合わせて使用することができます。

key-valueペアのjsonオブジェクトのフォーマット

key-valueペアのjsonオブジェクトのフォーマットの場合はどうでしょうか。
別の例で試してみます。

プロンプト:
日本の都道府県の人口のトップ3を人口の多い順でリストにしてください。

実行結果:

上記の実行結果が得られました。人間の目でみてわかりやすく表示されているという点では見やすくてよいのですが、しかしこのリストをプログラム上で活用したい場合は調整処理が必要です。
そこで、以下のようにアウトプットフォーマットをプロンプトに追加して再実行します。
(都道府県名をkeyに、人口をvalueに設定しています)

Desired format:json object with name as key and population as value.

実行結果:

上記のようにkey-valueペアのjsonオブジェクトのフォーマットでレスポンスが返ってきました。
この方法を使えばOpen AIをプログラムに組み込んでの活用が簡単にできそうです。

木曜日担当:nishida



アプリ関連ニュース

お問い合わせはこちら

お問い合わせ・ご相談はお電話、またはお問い合わせフォームよりお受け付けいたしております。

tel. 06-6454-8833(平日 10:00~17:00)

お問い合わせフォーム