VRにも使える!ジェスチャーコントロール

今年はVR元年!PSVRも瞬時に完売したようでVRに対する世間の盛り上がりを強く感じます。
VRが脚光を浴びている最中、併せて注目が集まっているデバイスがあります。
それはジェスチャーコントロールです。

ジェスチャーコントロールとは何か。
一言で済ませば、人間の手等の動きを検知するデバイスの事です。
人間の動きを検知する事により、マウス、キーボード、タブレットやスマートフォンであれば、
画面に触れずにアプリを操作する事が可能となります。
弊社のブログでも何度も紹介してきたKinectも、ジェスチャーコントロールの一員となります。
さてこのジェスチャーコントロールがVRと共に注目を浴びだしているのは、VRのさらなる没入感を深めるためです。

例えば、Oculus Rift。
Oculus Riftを装着すればたちどころに、VRの世界にダイブできるのですが、操作方法が2016年7月現在では、キーボード、マウス、(Xboxであれば)ゲームパッドであるため、
VRに対する没入感が薄れてしまいます。(尚、この問題を解決するコントローラOculus Touchは今年中に発売の予定です)
せっかく目の前にバーチャルな世界が広がっているのに、入力デバイスがマウスであるため、何か操作を行う度に現実の世界を意識しなくてはいけません。

そこでジェスチャーコントロールの出番です。
ジェスチャーコントロールを装着すれば、手や指の動きや情報をVRアプリに送信する事が出来ます。
例えば、VR空間内に自分の手の動きをトレースしたバーチャルな手を出現させ、VR世界のボタンを押したり、物を持ち上げたりという事が可能です。

実際、ジェスチャーコントロールはVRと相性が良いため、積極的にVR用にSDKをカスタマイズしている事例もあります。
そんなワケで今回は注目を集めているジェスチャーコントロールを紹介していきます。

Leap Motion

Introducing the Leap Motion

Leap Motionは赤外線検出により、手や指の動きを検知するジェスチャーコントロールです。
このVRのムーブメントに乗っかって、VRに特化したOrionというエンジンも発表されました。
Orionは手や指の認識、グーやパー、左手、右手の検出、さらに各指の種類も検知できるようです。

Leap Motion: Orion

尚、Leap MotionはVR専用という事では無く、マウス、キーボード、画面タッチ以外の第三の入力デバイスという位置づけで提供されています。
専用のマーケットではLeap Motionに対応したアプリも公開されているので、近未来な操作を体験してもいいかもしれません。
APP STORE

Myo

マイオと呼びます。上記Leap Motionが赤外線で手や指の検知を行うのに対し、このMyoは筋肉の動きを筋電センサーで検知し、手や指の動きを取得しています。
Leap Motionは赤外線による手の検出を行っているため、赤外線カメラの範囲から外れたり見えにくい場所に手が移動すると、検知出来なくなるため、手の認識範囲に限界がありました。
Myoは直接腕に装着し、筋電センサーで検知しているため、そのような問題は無く後ろに振り替えっても手の検知が可能です。
検知できる情報は手の状態が中心となり、グー、パーの認識、拳を握りしめた状態でを左右回転でひねる動作、手を仰ぐ動作の検知が出来ます。
中でも特長的な動作は「中指と親指のダブルタップ」で、これでアプリ上で「決定」の動作を行う事が出来ます。

Tutorial: Take Control with the Myo Quick Launch Menu

The Eye Tribe Tracker

The Eye Tribe Tracker – The world’s first affordable eye tracker

最後に紹介するのは視線追跡デバイスの「The Eye Tribe Tracker」です。
ジェスチャーコントロールという名称からは外れますが面白いので紹介させて頂きます。
これはその名の通り視線を追跡するデバイスです。
活用次第ではVRにも使える……かも?

Window開発チーム 古村



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