NTTドコモの「インテリジェントグラス」
- 2013年10月04日
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今週の1日から始まったアジア最大級のIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」でNTTドコモが発表したウェアラブル端末「インテリジェントグラス」の紹介をします。
・手ぶらでムービー
「手ぶらでムービー」はインテリジェントグラスとスマートフォンを接続し、スマートフォンの画面をメガネに映し出すと同時に、メガネに接続したカメラが周囲の映像を表示するというものです。
今までは何かコンテンツを見るときはディスプレイを持ちながら見るので、手をふさいでしまい煩わしさがありましたが、このグラスを使えば視界にスクリーンが現れ、手を使わずに音声でコンテンツを操作することができるので、他の作業をしながら見ることができます。
・見るだけインフォ
「見るだけインフォ」は、メガネのカメラが目の前の情報を認識し、サーバー経由で情報を取得してそれをメガネ上で表示するというものです。
このデバイスには2つの機能がついていて、一つ目は顔認識機能で、電話帳データに顔写真を登録してクラウド上に保存しておくことで、インテリジェントグラスが目の前の顔を認識してクラウド上のデータと照合し、電話帳に登録された名前などの情報を目の前に表示することができます。
2つ目の翻訳機能は、海外のレストランなどで、インテリジェントグラスを通してメニューを閲覧。すると、自動的に文字を認識してサーバー上の翻訳エンジンが起動し、その結果をメニュー上に重ねて表示できます。
・空間インターフェース
「空間インターフェース」は、インテリジェントグラスが映した目の前の光景に、実際には存在しない物体を表示し、表示した物体を指で操作することができるというものです。
スマートフォンのARに近い機能ですが、その物体を実際に操作できる、という点はすごいなと思います。
このインテリジェントグラスは機能ごとに別々のデバイスで行っていますが、将来的には1つのデバイスですべてできるようにするそうです。
実物が発売されたらぜひ見てみたいですね。
Tutomu at 2013年10月04日 10:00:42