技術情報
新人成長記録12th
非同期で重たい(時間のかかる)処理をしたいことは非常に多くあります
例えば、通信中にプログレスダイアログを表示することや、重い計算や画像の処理などです
非同期処理で処理を行うには、ThreadやAsyncTaskを用います
今回はThreadについて学習していきます
また、Androidの特徴として、描画はUIスレッドで行わなければいけないため、非同期処理をしているスレッドでは、基本的に画面の描画を行うことができません
Thread
簡単な非同期処理であればTreadを利用するのがいいかと思います
単純な記述例では以下のようになります
Thread thread = new Thread(new Runnable() {
@Override
public void run() {
//処理
}
});
thread.start();
もちろん、以下のようにimplementでメソッドを実装することも可能です
public class MainActivity extends Activity implements Runnable{
public void onCreate(Bundle bundle){
super.onCreate(bundle);
requestWindowFeature(Window.FEATURE_NO_TITLE);
setContentView(R.layout.mainactivity);
this.bundle = new Bundle();
this.bundle.putBoolean("END",false);
handler = new Handler();
b1 = (Button) findViewById(R.id.frag1);
b1.setOnClickListener(this);
b2 = (Button) findViewById(R.id.frag2);
b2.setOnClickListener(this);
gv = new GraphicsView(this);
Thread thread = new Thread(this);
thread.start();
}
public void run(){
//処理
}
}
しかし、どの処理でも非同期スレッドの中では、UIスレッドの描画は行うことはできません
非同期処理の中で描画をしたいのならば、以下のようにHandlerでUIスレッドに描画するように指示を出すことです
Thread thread = new Thread(new Runnable() {
@Override
public void run() {
handler.post(new Runnable() {
@Override
public void run() {
textView.setText("Hello");
}
});
}
});
終わりに
非同期にしたいけど、処理の中で描画などUIスレッドでしかできないことをしていて、うまいこと処理を分けられず四苦八苦したことがあります
描画と重い処理とは基本的に、分けた方がいいのではと思います
密接な関係にあるとどうしてもユーザを待たせてしまいレスポンスの悪いアプリとなりますので
次回にAsyncTaskについて書きたいと思います
火曜日担当:poppy
admin at 2016年11月01日 03:04:03
新人成長記録11th
前回の記事でも書いた通り、今回はFragmentのイベントをActivityで受け取る内容となります
例えばFragment上のボタンを押した時に、Activityで処理を書きたい時などに使えます
Fragmentの実装
Fragmentにはinterfaceとボタンを押した時の処理を記述します
まず初めに、interfaceを以下のように実装します
public interface Mylistener{
void onClickToast();
}
interfaceは宣言のみで実装はしない!でした
Mylistenerの部分は好きな名前で大丈夫です
void onClickToast()の部分がActivity側に実装するメソッドとなります
また、Fragmentのライフサイクルの初めに以下のようにリスナを設定します
public void onAttach(Context context){
super.onAttach(context);
if(context instanceof Mylistener){
mylistener = (Mylistener) context;
}
}
if文内の”context instanceof Mylistener”では、受け取ったcontextにMylistenerが実装されているかをチェックします
trueならばリスナをセットします
これでinterfaceのメソッドを使用する準備は万端です
今回はボタンを押された時にメソッドを実行したいので以下のように実装します
public View onCreateView(LayoutInflater inflater, ViewGroup container, Bundle bundle){
View root = inflater.inflate(R.layout.fragment,container,false);
Button button = (Button) root.findViewById(R.id.button);
button.setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
@Override
public void onClick(View v) {
if(mylistener != null){
mylistener.onClickToast();
}
}
});
return root;
}
Activityの実装
Activity側では、以下のように先ほどのinterfaceをimplementsで実装していきます
public class MainActivity extends Activity implements Fragment1.Mylistener{
public void onCreate(Bundle bundle){
super.onCreate(bundle);
requestWindowFeature(Window.FEATURE_NO_TITLE);
setContentView(R.layout.mainactivity);
}
}
このままでは何も起きないですし、ビルド時に怒られてしまいます
interfaceで宣言されているメソッドをすべて実装しないといけませんね
実装結果が以下です
public void onClickToast(){
Toast.makeText(this,"Fragmentのボタンが押されました",Toast.LENGTH_SHORT).show();
}
これですべての実装が完了しました
Fragment内にあるボタンを押すことでActivity上のonClickToastが呼ばれ、Toastを表示することができます
終わりに
interfaceで外部に実装することは多くあり、必要な知識であるということは、業務に触れることによって実感しています
早いうちに学ぶ機会があり、記事にすることで理解を深めることができたと思います
少しずつですが、Android開発のことを理解してくると開発が楽しくなってきます
火曜日担当:poppy
admin at 2016年10月25日 10:03:10
新人成長記録10th
FragmentのイベントをActivityで受け取るのにinterfaceとimplementsについて詳しく学習する機会がありました
そこで、学習した内容をまとめたいと思います
今回では、interfaceとimplementsとはどのようなものかを記述します
それぞれの関係性を簡単に説明すると、interfaceでメソッドの定義を行い、implementsにてclassに実装します
次回に、FragmnetのイベントをActivityで受け取る内容にしていきます
admin at 2016年10月18日 10:00:55