3D酔いには「鼻」が効く?
- 2015年4月07日
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今の世の中には「3D映像」が溢れていますよね。
最近ではただの3D映像ではなく、ヘッドマウント型のディスプレイを使い3Dの世界に入り込むVR(Virtual Reality)の技術も注目されています。
その代表格と言える「Oculus Rift」がFacebookに20億ドルで買収されたというニュースも、記憶に新しいのではないでしょうか。
しかし、SF映画のようにVRが一般的になり、生活の様々なシーンで活用されるようになるには「3D酔い」は、避けて通れない課題だと思います。
それを解決する鍵は「鼻」らしい・・・?
かつてPlayStationが登場した時、私は初めて「3D映像」というものに触れ、ただのカクカクした三角形の集合体ににもかかわらず夢中になったことを覚えています。
ところが友人が、すぐに体調不良を訴えました。
それが3D映像が原因であるとわかり、その友人とこの感動を共有できないことに、ひどくガッカリしたことも覚えています。
さて、そんな「3D酔い」の解決策として、面白いことが書かれた記事がありました。
http://gigazine.net/news/20150326-vr-virtual-nose/
記事によると、「仮想の鼻」というのは、人間の視界の端に見える鼻の位置に固定して「鼻のような画像」を配置しておくことで、3D酔いを軽減できるそうです。
しかも、その鼻が配置されていることはあまり気にならず、気付かない人もいるぐらいなのだとか!
そういえば私たちも、普段視界のに鼻が見えていることって気付かないですよね。
メカニズムは明らかになっていないと書かれていますが、感覚的には何となく納得できます。
私は3D酔いはしない方なのですが、一度だけ体験したことがあります。
それは80インチほどの大画面で、動きの激しいレースゲームをやったときでした。
普段は画面の枠であったり、後ろの壁等の外側も見えている状態ですが、大画面だと視界は全てゲーム映像の状態になります。
その状態で画面が揺れると、視界は揺れているのに体は揺れていない状態になり、この違和感が気持ち悪いのだと思います。
そこで画面内に常に動かない「仮想の鼻」がを設置すると、これを画面内の出来事だと知覚できるのではないかと思います。
ちなみに友人曰く、ゲームの3D酔いにも酔い止めの薬は効くらしいです。
Yohei
Yohei at 2015年04月07日 10:00:57