スマートウォッチは長く使う時代へ?バッテリー交換できる「Fitbit Edge」が登場

スマートウォッチやスマートバンドを長く使っていると、どうしても気になってくるのがバッテリーの劣化です。

本体には特に問題がなくても、数年使ううちに充電の持ちが悪くなり、結果的に端末そのものを買い替えることになった経験がある人もいるのではないでしょうか。

そんなウェアラブル機器の使い方が、少し変わるかもしれません。

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Googleは2026年10月12日、新しいフィットネストラッカー「Google Fitbit Edge」を発表しました。

健康管理や運動記録などの機能も進化していますが、今回特に気になったのが「バッテリー交換に対応したこと」です。

● バッテリーを交換して長く使える

Google Fitbit Edgeは、Googleのフィットネストラッカーとして初めて修理可能な構造を採用しています。

内部をモジュール化し、劣化したバッテリーを交換できるようになりました。

スマートウォッチやスマートバンドでは、バッテリーが本体内部に固定されている製品も多く、バッテリーが劣化すると修理費用や買い替えを考える必要があります。

しかし、バッテリーだけを交換できれば、ディスプレイやセンサーなどに問題がない限り、同じ端末をより長く使える可能性があります。

毎日のように身につけるウェアラブル機器だからこそ、「どれだけ高性能か」だけではなく、「何年間使えるのか」という視点も今後重要になってきそうです。

● 最大7日間のバッテリー駆動

バッテリー駆動時間は、1回の充電で最大7日間とされています。

さらに急速充電にも対応しており、約5分の充電で約1日分使用できるとしています。

スマートウォッチのように毎日充電するのではなく、数日間装着しながら睡眠や運動などを記録するフィットネストラッカーでは、充電頻度が少ないことは大きなメリットです。

もちろん、GPSや常時表示など利用する機能によって実際のバッテリー持続時間は変化します。

● スマートウォッチとスマートバンドの中間

Fitbit Edgeは、一般的な細身のスマートバンドよりも情報を確認しやすいディスプレイを搭載しています。

Fitbitの従来トラッカーと比較して表示領域は46%拡大し、Hybrid OLEDディスプレイを採用しています。

一方で、スマートウォッチほど多機能な端末を目指しているわけではありません。

歩数や心拍数、睡眠、運動などを記録しながら、通知やGoogle マップの経路案内、音楽の操作など、日常で使いやすい機能を組み合わせています。

スマートウォッチほど大きな画面や多くのアプリは必要ないものの、画面のない活動量計では少し物足りない。

そんな人を意識した位置づけと言えそうです。

● 運動を最大100種類まで自動認識

健康・運動関連の機能も強化されています。

50種類以上のエクササイズモードを搭載するほか、ランニングやサイクリング、ウォーキングなど最大100種類のアクティビティを自動的に認識して記録します。

運動を始めるたびに操作する必要を減らし、「身につけているだけで記録される」方向へ進んでいます。

GPSも本体に内蔵されており、スマートフォンを持たずにランニングなどのルートを記録できます。

● AIは「記録」から「アドバイス」へ

最近のウェアラブル機器では、センサーの数を増やすだけでなく、集めたデータをどう活用するかが重要になっています。

Fitbit Edgeも「Google Health コーチ」と連携し、運動や睡眠などのデータをもとに、利用者に合わせた情報やアドバイスを提示します。

以前のスマートウォッチでは、

  • 今日は何歩歩いたか
  • 何時間眠ったか
  • 心拍数はいくつだったか

といった「記録を見る」ことが中心でした。

今後は、

  • 最近の活動量はどう変化しているのか
  • 今日はどの程度運動した方がよいのか
  • 睡眠や運動の傾向から何が分かるのか

といった形で、記録されたデータから次の行動を提案する方向へ進んでいきそうです。

以前にもスマートウォッチが「記録する機器」から「提案する機器」へ変わりつつあることを取り上げましたが、その流れはさらに進んでいるように感じます。

● 日本では26,800円

Google Fitbit Edgeの日本での販売価格は26,800円です。

10月12日からGoogle Storeで予約販売が開始され、10月13日から店頭でも予約注文を開始。10月27日から発売される予定です。

スマートバンドとして見ると安価な製品ではありませんが、多機能なスマートウォッチよりもシンプルな端末を求める人には選択肢の一つになりそうです。

● 「買い替える」から「直して使う」へ?

今回個人的に興味深いのは、新しい健康機能よりもバッテリー交換に対応したことです。

スマートフォンやスマートウォッチなどの電子機器は、性能的にはまだ使えるにもかかわらず、バッテリーの劣化によって買い替えるケースがあります。

特にウェアラブル機器は24時間近く身につけることもあり、充電と放電を繰り返すため、長期間使えばバッテリーの劣化は避けられません。

その消耗部品だけを交換できる設計が広がれば、ウェアラブル機器の寿命そのものを延ばせる可能性があります。

もちろん、今回交換できるのは主にバッテリーであり、故障したすべての部品を簡単に修理できるというわけではありません。

それでも、毎年新しいモデルへ買い替えるだけではなく、「気に入った端末を修理しながら長く使う」という選択肢が増えることには意味がありそうです。

AIや健康管理機能の進化が注目されがちなウェアラブル市場ですが、これからは性能だけでなく、修理のしやすさや製品寿命も比較するポイントになっていくのかもしれません。

水曜担当:Tanaka



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