スマートウォッチは「記録」から「提案」の時代へ?

スマートウォッチと聞くと、歩数や心拍数、睡眠時間などを記録するための機器というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

実際、これまでのスマートウォッチは「データを記録すること」が主な役割でした。しかし最近は少し変化が見られます。単にデータを集めるだけではなく、ユーザーの行動をサポートしたり、生活習慣の改善を後押ししたりする機能が増えてきているのです。

最近のウェアラブル機器を見ると、「記録する機器」から「提案する機器」へと進化し始めているようにも見えます。

● 記録するだけではなく「動くきっかけ」を作る

例えばHUAWEI WATCH FIT 5には「ミニストレッチ」という機能が搭載されています。

長時間同じ姿勢でいると、短時間でできるストレッチを提案する機能で、デスクワークが多い現代の働き方を意識した機能と言えるでしょう。

歩数や運動量を記録するだけではなく、「少し体を動かしてみませんか?」という形で行動を促す点が特徴です。

これまでのスマートウォッチが健康状態を記録する役割だったとすれば、こうした機能は実際の行動につなげるためのサポート役とも言えそうです。

● 会話で操作するスマートウォッチも登場

こうした流れは健康管理機能だけにとどまりません。

Amazfitのスマートウォッチには「Zepp Flow」という機能が搭載されています。Zepp Flowは数年前から提供されている機能ですが、継続的なアップデートによって進化を続けています。

従来の音声操作は「タイマーを設定する」「天気を確認する」といった決められたコマンドを実行するものが中心でした。しかしZepp Flowは、より自然な言葉でスマートウォッチを操作できることを目指しています。

運動記録の確認や設定変更、通知への返信などを会話形式で行えるため、スマートウォッチとの関わり方そのものを変える可能性があります。

生成AIの進化によって、こうした自然言語による操作は今後さらに広がっていくことが期待されています。

● 「記録」から「提案」へ

最近のスマートウォッチを見ていると、業界全体が新しい方向へ進み始めているように感じます。

  • 歩数を記録する
  • 心拍数を測定する
  • 睡眠時間を確認する

こうした機能は今でも重要ですが、それだけではありません。

  • ストレッチを提案する
  • 運動不足を知らせる
  • 会話でサポートする
  • 生活習慣の改善を後押しする

このように、スマートウォッチは単なる記録装置から、利用者の行動を支援するツールへと変化しつつあります。

● これからのスマートウォッチ

AI技術の進化によって、スマートウォッチはさらに便利になっていくかもしれません。

その日の活動量や体調、生活リズムなどを総合的に判断し、より個人に合わせた提案を行う機能も増えていくでしょう。

HUAWEI WATCH FIT 5のミニストレッチが「行動を促す機能」だとすれば、AmazfitのZepp Flowは「会話を通じてサポートする機能」と言えるかもしれません。

方向性は異なりますが、どちらも単なる記録装置から一歩進んだスマートウォッチの姿を示しているように感じます。

将来的には、スマートウォッチが健康管理ツールという枠を超え、日常生活を支えるパートナーのような存在になっていくのかもしれません。

今回は、最近スマートウォッチに触れる機会があったことをきっかけに、ウェアラブル機器の変化について調べてみました。健康管理機器というイメージが強かったスマートウォッチですが、今後はAIや自然言語処理の進化によって、さらに役割が広がっていくのかもしれません。

水曜担当:Tanaka



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