格安SIMを検討してみました

最近、私の使っているスマホが調子が悪くて、機種変更を考えています。

どうせなら安く運用したいですよね!

そこで、いろいろ考えた結果、最近競争がし烈なMVNOを活用しようと思い、比較してみました。

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まず、計画

さて、まずは自分の希望と使用シーン、頻度を分析して、どんなスタイルが合っているか計画を立てます。

MVNOは選択肢の一つです

今回比較したのは1000円/月以下の、いわゆる「格安SIM」ってやつです。

安いのは、当然デメリットがあるということで、必ずしも誰もがお得な訳ではないので、自分の使用方法と十分相談する必要があります。

私の場合は以下が条件でした。

・毎月の支払いを安くしたい。

・テザリングでいろいろな機器を接続したい。

・SIMフリー端末で、契約に縛られること無く、好きなときに買い替えて使いたい。

・なるべくメールアドレスや電話番号を変えるのは手間なので避けたい。

また、使用シーンとしては

・電話、メールはほとんどしない

・主に移動中にソーシャル系のゲームやWeb検索、音楽や電子書籍の購入

・動画は観ない

と、それほどヘビーではありません。

 

 そこで導きだした活用法が

今のスマホをガラケーに機種変更し安いプランに切り替える

スマホは1000円/月クラスの格安SIMで運用

でした。

電話とメールは今まで通りガラケーで運用し、ネット接続はスマホに集約するという作戦です!

これで計算上、月の支払いが、なんと4000円ぐらい安くなりました・・・。

キャリアのスマホプラン高過ぎですね。

いや、私が今まで無頓着すぎたのかもしれません^^;

 

機種の選択

正直ここは、私の場合は重要ではありません。

なんせ「好きな端末を使いたい!」というのが前提ですから。

つまり、趣味なのでお金かけてもOKってわけです。

 

端末を安く押さえるのでしたら、例えばモバイルルーター等も視野に入れれば1万円以下にも出来ると思います。

ただ、毎月の基本使用料が安くなるはずなので、きっと2〜3万円でもすぐに元は取れると思います。

 

SIMの選択

先述した通り、2013年の後半あたりからし烈な競争が繰り広げられています。

また先日、総務省がSIMロック解除を義務化する方針を発表したため、これから先も競争はしばらく続くのではないでしょうか。

最初に一つの結論

大雑把にまとめてしまうと、後発のサービスの方がお得ということが言えます。

まぁ、当然ですよね^^;

それを前提として、各サービスを比較しようと思います。

タイプ別に見る

基本的には似通ったサービスになっていますが、いくつかのタイプで分別することが出来ます。

キャリア

MVNOは、既存のキャリアの回線を間借りするサービスなので、どのキャリアの回線を使うかということです。

現状、docomoの回線とauの回線があります。

が、選択肢はほぼありません。

その理由は、現在auの回線を使っているのは「mineo」のみで、docomoやsoftbankの端末では原則利用できないことが明記されています。

また、提供されているのはLTE回線のみで、3G回線は利用できません。

ですのでLTE回線のカバー範囲外で繋がらないのは、ちょっと厳しいのではないかと思います・・・。

 

mineo(マイネオ)

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LTE利用制限

1000円/月以下クラスのサービスですと、LTEを無制限で使うことが出来ません。

各社この部分で差別化をはかっているので、この選択が一番重要であると言えます。

タイプは大きく分けて3つ

・月に一定量まで可能

主流のタイプです。

一定量とは書きましたが、現在は各社軒並み1GBです。

その1GBを超えた場合に、各社違いがあります。

 

BIC SIM(for IIJmio)ミニマムスタートプラン

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月額972円(税込み)

月のLTEを使い切った場合は有料(324円/100MB)で追加することが出来ます。

低速通信時の通信速度は、200kbps

LTE通信と低速通信を切り替えるアプリがあるので、LTEを使いたくない時はOFFにして節約できます。

また、Wi2 300というマクドナルドやスターバックス等で使える公衆無線LANサービスを無料で利用することができます。

私はこれを選択しました!

 

ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIMカード 920円プラン

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月額920円(税込み)

月のLTEを使い切った場合は有料(540円/200MB)で追加することが出来ます。

低速通信時の通信速度は、250kbps

こちらも、Wi2 300を無料で利用することができます。

現在、最後発ですので、コストパフォーマンスは最高だと思います!

最初はこれにしようと思ってたのですが、サービス開始が2014/9/1で、少し先になるので断念しました。

 

楽天ブロードバンドLTE エントリープラスプラン

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月額972円(税込み)

LTEの利用状況に関係なく、432円で購入から24時間LTEを使い放題になる独自のオプションがあります。

また、月のLTEを使い切った場合は有料(540円/100MB)で追加することが出来ます。

(5月〜8月までは各月3回まで無料で追加できるキャンペーンを実施中)

低速通信時の通信速度は、300kbps

初期費用3240円が0円になるキャンペーンも実施中(7月31日まで)

こちらも比較的後発なので、コストパフォーマンスはなかな良いです。

低速通信時の速度は、おそらく現状最速かと思います。

 

・日に一定量まで可能

LTE通信の容量を月単位ではなく、日単位にしたタイプです。

うっかりオーバーしてしまっても、次の日にはまたLTEが使えるので、人によっては嬉しいのではないでしょうか。

バックグラウンドで通信するアプリのON/OFF切り替えを忘れてしまった!?って時も安心です。

 

OCNモバイルONE 毎日50MBコース

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月額972円(税込み)

毎日50MBまでLTE通信を利用できます。

低速通信時の通信速度は、200kbps

登場時は革命的・・・は言い過ぎかもしれませんが、驚きました!

また、毎月1回まで7GBまで使える大容量のプランに切り替えることが出来るので、がっつり使うことがわかっている時には便利ですね。

BIC SIMのようなLTE通信と低速通信を切り替えるアプリもあります。

 

b-mobile X SIM プランN(毎日51MBコース)

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月額972円

毎日51MBまでLTE通信を利用できます。

低速通信時の通信速度は、200kbps

OCNの50M/日プランをバリバリ意識したサービスです^^;

意地の1Mですが、月にすると30M・・・う〜ん、積もりきらない塵と言ったところでしょうか。

ただb-mobile(日本通信)はこの分野に置けるパイオニア的な位置の会社ですので、サポートには定評があるようです。

 

・その他

LTE無料利用容量が無く100M程度をその都度購入するタイプや、買い切りで一定容量を使い切ったら通信が出来なくなるプリペイドタイプ等もあります。

が、私の利用方法に合わないので、割愛します。

 

まとめ

比較した結果、私の選択はBIC SIMでした。

公衆無線LANのサービスがつくのが決め手でした。

ただ、まだ使ってみたわけではないので、本当にこの選択が合っているのかは不明です・・・。

しかし、今までのキャリアとの契約とは違い、不便だったら比較的簡単に切り替えられるのもMVNOの長所と言えると思います。

スマホ本体まで変えるには数万円かかってしまいますが、SIMカードだけならば、だいたいどこも初期費用は3000円程度です。

・・・せっかく節約したのに、そこで浪費するのはどうなの?というのもありますが、長期的に見れば些細な金額かと思います。

 

いくつか関連の注意事項としていくつか挙げておこうと思います。

SIMカードのサイズ

主に「標準SIM」「ナノSIM」「マイクロSIM」の3種類があります。

これらは現在ではどのサービスでも選択できます。

SIMを刺す端末が対応しているサイズを選択しましょう。

また、SIMサイズ変換アダプタというものもありますので、複数端末に差し替えて使う場合などは、利用を検討するといいと思います。

音声通話オプション

私はガラケーとスマホの併用で、音声通話はガラケーが担当なので考慮しませんでしたが、音声通話オプションのあるものと無いものがあります。

必要な場合はその点も比較してみてください。

SMSオプションとセルスタンバイ問題

実はこれが、一番厄介な問題かも知れません。

多くのSIMが有料でSMSオプションというものを用意しています。

SMSとは「Short Message Service」のことで、電話番号指定で短いメッセージを送信するアレのことです。

SMS自体をよく使う方は当然利用すると思いますが、実はそれ以外にも意味があります。

 

一つはLINEなど一部のサービスでは、SMSに対応していると登録が簡単になるなどのメリットがあります。

 

そしてもう一つ、重要なのが「セルスタンバイ問題の回避」です。

セルスタンバイ問題とは、完全に理解するにはちょっとややこしいのですが、簡単に言うと「音声通話の電波強度を取得しようとして取得できず、検索し続けてしまう問題」です。

結果として「電池がすぐ無くなる」とか「発熱が酷い」などの悪影響が出る可能性があります。

データ通信専用SIMの場合は音声通話は出来ないので、電波強度のアンテナが表示されなかったりします。

(そのため「アンテナピクト問題」と呼ばれることもありますが、厳密にはちょっと的外れなネーミングだったりします)

SMSに対応しているSIMだと、これを回避できることが多いのです。

このセルスタンバイ問題が発生するか、またSMS対応SIMで回避できるかに関しては、完全に端末側に依存します。

ですので、端末購入前に「端末名 セルスタンバイ」等のキーワードで検索してみることをお勧めします。

 

 

まとめのまとめ

結局のところ、お得な利用方法はあるのですが、結構調べるのはめんどくさいです・・・。

私のように半分趣味であれば、失敗しても笑えるのでいいですが、そうでない人はキャリアと契約した方が安心かと思います。

やっぱり、高いだけのメリットはあるってことかもしれませんね。

ただ、先述したように総務省がSIMフリー化を促進しているので、1年〜2年後にはもっと簡単に選べるようになっているかもしれませんね。

 

Yohei



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