日本の半導体復活なるか?Rapidusが2nmチップ量産へ向け資金調達を加速

日本の半導体企業「Rapidus(ラピダス)」が、次世代半導体の量産に向けた動きを加速させています。2026年2月、政府と民間企業から約2676億円(約17億ドル)の資金を調達したことが発表されました。これは、北海道千歳市で建設が進む最先端半導体工場の開発を進めるための資金です。

Rapidusは現在、世界最先端とされる2ナノメートル(nm)プロセス半導体の量産を2027年に開始することを目標としています。もし実現すれば、日本の半導体産業にとって大きな転換点になる可能性があります。

● Rapidusとはどんな企業?

Rapidusは、日本の半導体産業の復活を目指して設立された企業です。ソニー、トヨタ、NTT、ソフトバンク、デンソーなど多くの日本企業が出資しており、政府も支援しています。

目標は、台湾のTSMCや韓国のSamsungが主導する最先端半導体市場に、日本が再び参入することです。

● 北海道に建設される次世代半導体工場

Rapidusの中核拠点となるのが、北海道千歳市に建設されている半導体工場です。この施設では、AIやデータセンター、高性能コンピューティング向けの半導体を生産する計画です。

量産開始後は、月に6000枚のウェーハからスタートし、最終的には約2万5000枚まで生産能力を拡大する計画とされています。

● AI時代で重要になる最先端半導体

生成AIやデータセンターの普及によって、AI処理を支える高性能半導体の需要は急速に拡大しています。

特に2nm世代の半導体は、

  • 高性能
  • 低消費電力
  • 高密度集積

といった特徴を持ち、AIサーバーや次世代コンピューティングに不可欠な技術とされています。

● 日本半導体産業の転換点

かつて日本は世界の半導体市場で大きなシェアを持っていましたが、2000年代以降は競争力が低下しました。

Rapidusプロジェクトは、その流れを変える可能性がある取り組みとして注目されています。政府支援のもと、研究開発から製造までの体制を国内で整えることで、日本の半導体産業の復活を目指しています。

Rapidusの挑戦は、日本の産業戦略としても重要な意味を持っています。AI時代において半導体は「デジタル社会の基盤」とも言える存在です。

2027年の2nm半導体量産が実現すれば、日本の半導体産業は再び世界市場で存在感を示すことになるかもしれません。今後の進展に注目が集まりそうです。

水曜担当:Tanaka



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