Oculus Quest 2 続報

先日のFacebook Connectで発表のあった「Oculus Quest 2」ですが、そのスペックと戦略的な価格設定から発売前からとても話題になっています。
VR系の製品紹介やゲーム実況などをおこなっている何人かのYouTuberのもとには、発売前の「Oculus Quest 2」の実機が先行して届けられているようで、「Oculus Quest 2」の開封動画や製品紹介、比較動画などが、アップロードされはじめています。
今回はそれらの動画やレビューを視聴しての感想をかきたいと思います。

装着感

初代の「Oculus Quest」では、わりとしっかりしたラバーバンドで頭全体をホールドするようなつくりになっていたのですが、「Oculus Quest 2」では「Oculus Go」に似た布製のバンドに変更されています。この部分「コストを削っている」と不評な意見が多いようですが、私には初代「Oculus Quest」のラバーバンドは硬すぎて5分ぐらいで頭が痛くなります。「Oculus Go」の布製のバンドのほうが柔らかいフィット感で、快適です。ただしこちらは快適ではありますが、頭を動かすとずれやすいという欠点もあります。


公式からは「QUEST 2 ELITE STRAP」というオプションが発売されるようです。このオプションは初代「Oculus Quest」のラバーバンドの構造に近いように思います。オプションは本体とは別途費用がかかりますが「Oculus Quest 2」では多様なニーズに応えられるよう好みに応じて選べるようになっているのは良い点だと思います。

QUEST 2 ELITE STRAP
https://www.oculus.com/accessories/quest-2-elite-strap/?locale=ja_JP

IPD調整

IPDとは、Interpupillary distanceの略で「瞳孔間距離」のことです。ひとそれぞれ「瞳孔間距離」は異なっており、VRヘッドセットのIPD調整によって最適なIPDにセットしないと、画像がぼやけたり、焦点があわせにくく疲れが生じやすかったりします。

(参考)IPD(瞳孔間距離)を測定する方法
https://www.vive.com/jp/support/vive-pro/category_howto/adjusting-the-ipd-on-the-headset.html

初代「Oculus Quest」ではヘッドセットの下にIPD調整用のスライダーがあり、無段階にIPDが調整できたのですが、「Oculus Quest 2」では、58mm/63mm/68mm と3段階に固定となっています。
ぴったりの人はいいですが、多くのひとは近似値であわせることになると思います。

解像度

「Oculus Quest 2」の解像度については、スタンドアローンVRでは、現状最高のスペックをもっています。各ヘッドセットのレンズを撮影した解像感の比較動画がいくつかYouTube等にアップロードされていますが、「Oculus Quest 2」は、PCVRのハイエンド機「VALVE INDEX」や「HP Reverb G2」に匹敵する能力をもっています。
私の印象では「Oculus Quest 2」は「Oculus Rift S」より明らかに綺麗で、「VALVE INDEX」と互角、「HP Reverb G2」には少し劣るかな、といった印象です。
スタンドアロン機でここまでの描画性能は本当にすごいと思います。

以下は比較動画の一例です
https://www.youtube.com/watch?v=ny_OPsxHQmU

「Oculus Quest 2」は2020年10月13日発売です。今回から、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機といった家電量販店での店頭販売も開始されますので、より一般層にVRが普及するようになりそうです。

金曜日担当:nishida



アプリ関連ニュース

お問い合わせはこちら

お問い合わせ・ご相談はお電話、またはお問い合わせフォームよりお受け付けいたしております。

tel. 06-6454-8833(平日 10:00~17:00)

お問い合わせフォーム