自作できるスマホ?「Project Ara」について

Googleが開発中の「Project Ara」というスマホをご存知でしょうか?

このスマホ、自作できるんです!

 

※ 画像は公式ブログ「PHONEBLOKS.COM • OFFICIAL PROJECT ARA NEWS 」から引用

iPhoneやXperia、GALAXYなど、高額でハイスペックなスマホが注目される一方で、約100円のFire Phoneや月額3000円程度でSIMと端末がセットで販売されるなど、スペックよりも安さを重視したものも流行っています。

この二極化した状態のどちらにも対応できるスマホ、それが「Project Ara」なのです。

 

やはりスマホも「自作」に行き着くのか?

このスマホは、エンドスケルトン呼ばれる基本パーツに、各機能を持ったモジュールをはめ込んで自分の好みに合わせて組み立てられるのです。

エンドスケルトンに関してはグーグルのみが開発・販売するようですが、その他のモジュールに関しては、サードパーティが作ることができるようになるそうです。

つまり、自作パソコンに近い展開を目指しているようですね。

ただ、グーグルの用意するマーケットでモジュールを販売するには、認証が必要になるようです。

 

ハイスペックもローコストも自由!

ヘビーユーザーにとって、動作がもっさりしてるというのは苦痛であり、逆にハイスペック機を持っていることは誇りでもあります。

でも、ハイスペック機には余り使わない機能もたくさんついていたりして、ちょっと勿体ないなーと思ったりすることもありませんか?

私なんかは、ゲームはサクサク動いて欲しいけど、カメラはメモを取る代わりに使う程度なので、そこそこでいいのになぁといつも思っています・・・。

カメラって割とお金かかってそうなので、なおさらですね。

それならば、CPUやメモリ、バッテリーはハイスペックなものに、カメラなどはコストパフォーマンス優先の選択をすればいいですね。

逆にネット閲覧が中心の人は、あまりCPUやメモリは必要ないのでそこそこのものにし、バッテリーは大容量のものが良いかもしれません。

SNSにきれいな写真をアップしたいのであればカメラは良いものを選択したいですね。

もちろん、全部ローコストのモジュールを使うことで、格安スマホも作れちゃうのです。

 

大きさも自由

新しいiPhoneが大画面化に伴い大きくなりました。

各社ファブレットと呼ばれる大きめのスマホが主流となっているのですが、私個人としては小さい方が好みなんですよね・・・。

結構そういう声を周りでも聞くのですが、全体を見るとそうではないのか、業界としては大型化して行く一方です。

ですがProject Araのエンドスケルトンには、現状で3タイプのサイズが用意されているので安心です。

セットできる数が異なるだけで、モジュールは共通で使えるようです。

これは、理想的ですね!

 

もう一つの発端

パソコン好きがパソコン自作に行き着くのが必然なように、スマホが自作できるようにという流れは自然です。

しかし、このプロジェクトにはもう一つの目的がありました。

それは、元々Project Araとは別で進んでいた「Phoneblocks」というプロジェクトです。

現在は合体しているようですが、このPhoneblocksの発端は単に自分独自のスマホが作りたいというものではなく、ゴミ問題です。

スマホが壊れてしまった場合、買い替えてしまうこともあると思います。

しかしそのスマホの壊れている部分は一部だけで、他の部分はまだ使えるはずです。

それでも捨てられてしまえば、ただのゴミなのです。

そこで、それぞれの機能をモジュール化することで、壊れた部分だけを取り替えることができるようになればゴミが減るのではないか?というのがPhoneblocksの構想だったのです。

なかなか、良い話ですね。

 

いつ登場?

当初、2015年1月に開発者向けに「Gray Phone」と呼ばれるものが提供される予定でしたが、現在の予定では2015年後半に変更されているようです。

個人的にはとても興味のあるプロジェクトなので、ぜひ成功して欲しいですね。

登場が待ち遠しいです!

 

Yohei



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