[PHP] アップロード可能な最大ファイルサイズを調整する
- 2020年12月25日
- 技術情報
データベースの復元処理など、ダンプファイルの容量がアップロード可能な最大ファイルサイズの初期設定(2MB)を超えている場合があります。
今回はそのような場合の対処方法を3パターン紹介します。
アップロードファイルの最長サイズ
phpMyAdminでSQLのインポートをおこなう際にデフォルトの設定だと、下図のようにアップロードファイルの最長サイズが「2,048KiB(=2MB)」になっています。

最長サイズを超えた場合のエラー
データベースの容量によってはこの容量を超過してしまう場合があります。
超過している場合、以下のエラーメッセージが表示されデータベースの復元ができません。

その場合、以下の3パターンの方法で対処が可能です。
パターン1:php.iniの設定変更をおこなう。
アップロードするファイルサイズにあわせて調整をおこないます。
以下の項目でアップロード可能な最大ファイルサイズの設定変更をおこなうことが可能です。
upload_max_filesize = 20M
post_max_size = 30M
memory_limit = 256M
サーバーで使用しているphp.iniの配置場所は phpinfo(); で確認することが可能です。
パターン2:htaccessで設定変更をおこなう。(php5)
サーバーによってはphp.iniの変更が許可されていない場合があります。
そのような場合にはhtaccessで設定変更をおこなうことが可能です。
htaccessで設定変更をおこなうには、
以下のように php_value を使用して設定の変更をおこなうことが可能です。
php_value upload_max_filesize 20M
php_value post_max_size 30M
php_value memory_limit 256M
htaccessは配置した階層以下のパスで適用されます。
パターン3:.user.iniで設定変更をおこなう。(php7)
php7では、htaccessにphp_valueを使用するとInternal Server Errorになり使用できません。
かわりに.user.iniにphp.iniの設定をコピーして上書きすることで対処が可能です。
記述方法はphp.iniと同じで以下のように記述します。
upload_max_filesize = 20M
post_max_size = 30M
memory_limit = 256M
.user.iniもhtaccessと同様に配置した階層以下のパスで適用されます。
金曜日担当:nishida
nishida at 2020年12月25日 10:00:13