iBeacon(アイビーコン)
注目を集めているスマートフォンのビーコン技術の可能性
iBeacon(アイビーコン)の名称でApple社がサービスを発表したことで一躍注目を集めています。
iBeacon(アイビーコン)が注目を集めている理由は、
- 同じ近距離無線技術であるNFCに対して、iPhone利用者を含めて訴求できる対応デバイスの多さ
- 通信距離の範囲が広い、使用する機器にもよりますが理論値で70m〜120mまで通信が可能
- 情報を送受信する範囲は長距離・中距離・短距離と任意で設定可能
この特徴を生かして、クーポンやセール等の情報を配信すると言った活用方法が期待されています。
iOSでの利用
iOS7以降のBLE対応端末(iPhone4s以降)であれば利用可能です。
最新のiOS7.1のバージョンではアプリが動作していなくともビーコン信号を受信し通知を出す事が出来ます。
Androidでの利用
iBeaconはApple社でのサービスの名称ですが、基礎となっている技術はBLE(詳しくは下記のビーコンの説明参照)ですのでAndroidOS4.3以降のBLEに対応している端末であればほぼ同じ(※1)様に利用する事が出来ます。
※1. 精度等は機種依存があります。
「ビーコン(Beacon)」とは
一般的な意味としては「無線標識」の事を差しますがスマートフォン技術においてはBluetooth Low Energy(以下BLE)を搭載した位置情報機器の事を差します。
機器の特徴としては、販売している各社で違いはありますが手の平に収まる小型なサイズの物が多く電力消費量も少ないためボタン電池で約1年持つタイプの物等があります。
GPSと比較しても、より正確な位置情報が分かるBLE技術を搭載したビーコンは、スマートフォンやタブレット端末に向けた情報配信等によるO2O(※1)サービスや、施設内での案内サービスなどにおける有力な技術として、幅広い分野のサービス利用が期待されています。
※1. Online to Offlineの略称、ネット上での情報や活動が実店舗の購買行動に影響する事やネット上で行われる実店舗での購入につなげるための販売促進やマーケティングのを事指す。
情報配信
店舗の近くを通るとクーポンやセール情報のプッシュ通知を行う事が出来ます。
屋内案内
GPSが使えない屋内でもビーコンを利用して位置情報を把握する事が出来るためナビゲーションを行う事が出来ます。
スタンプラリー
イベントやテーマパーク等で、ビーコンを配置したエリアに到達するとスタンプを自動取得しスタンプラリー等行う事が出来ます。
行動履歴取得
イベントや商業施設でユーザーの動きを記録する事が出来るのでマーケティング用のデータ収集を行う事が出来ます。
実際の事例
米AppleストアにてiBeacon(アイビーコン)を利用したサービスが2013年12月より開始されております。
お問い合わせ
この他使い方は色々御座います。クライアント様に沿ったサービス活用方法等もご提案させて頂けますのでビーコンに関してご興味を持たれた方は、こちらからお問い合わせください。