少しずつ明らかにされるWindows10次期大型アップデート

1月19日、27日と立て続けにMicrosoftよりWindows10のInsider Previewが発表されました。(Insider PreviewとはOSの正式版を出す前に、ユーザーからのフィードバックを集める主旨で公開されるプレビュー版OSの事です。)

今年の春予定の大型アップデートCreators Updateに向けての公開かと思います。今回はInsider Preview(以降プレビュー版)より、次期大型アップデートではWindows10にどんな機能を搭載するのかを確認していきます。

本来でしたら、実際にプレビュー版を入れて動作を確認したいところですが、Fast Ring版(通称人柱版。動作を保証しない、というより大抵色々と正常に動かないバージョンのOS)での公開という事もあり、さすがに入れるのは危険と判断しました。そこで今回は以下のブログの情報を元に気になった機能をすくって紹介していきます。

Announcing Windows 10 Insider Preview Build 15014 for PC and Mobile

Announcing Windows 10 Insider Preview Build 15019 for PC

画像:Microsoft

Microsoft Edgeの強化

電子書籍の音声読み上げに対応するとの事です。尚、電子書籍の対応については(私のブログで紹介していないのですが)以前のプレビュー版では閲覧できるようになっています。当然、次期アップデートの機能なので今のEdgeは未搭載の機能です。大型アップデート後は、Microsoft社のブックストアを通して電子書籍を購入しEdgeで閲覧する事になるかと思います。

visuel3

read-aloud-edge

My Peopleは今回は見送り

今回のアップデートでは見送られました。個人的には一番期待していた機能だっただけに残念です。ちなみにMy Peopleはどんな機能かというと、お気に入りの連絡先をピン止めして置き、そこにファイルを放り込むとそのまま相手先に届く機能です。いい機能です。今年の秋くらいのアップデート時に組み込まれるようです。

Beamの搭載

Beamは昨年Microsoftが買収したゲームストリーミングサービスです。ゲーム実況用のサービスで、自分がプレイしているゲームがそのままストリーミングで配信されます。似たようなサービスは他にもあるのですが、Beamのユニークなところはそのまま視聴者もゲームに参加できるという点です。Windows + G キーでゲームバーが起動し、そこから簡単に配信できるようです。

Game-Bar_Beam-Broadcasting_Windows-10

ゲームの設定

設定画面からゲーム動画の撮影や配信の設定が行えるようになりました。たしか以前はXboxアプリから行っていた機能が、OSに統合された感じですね。MicrosoftはWindows10をビジネスだけでなく、ゲームをするのにも最適だよと推しているんでしょうか。そういえば、Win32のゲームのパフォーマンスも向上するようです。

settings-xbox

画面中央のGamingというのがゲーム用の設定画面へのボタンです。

絵文字のデザインが更新

カラーになっただけでなく、デザインも見やすくなりました。ここから小粒の内容になります。

emoji

ブルーライト改めナイトライト

以前から噂されていたブルーライト機能は、ブルーライト低減ではなく夜間時に照明を調整する機能のようでした。名称が紛らわしいのでナイトライトという名称に変更したようです。

night-light

アクションセンターでのダウンロード進捗率の表示

Microsoft ストアからアプリをダウンロードした際に表示されるプログレスバーが、アクションセンターでも表示されるみたいです。

store-download-progress

個人的には、殆どのWindows10にアップデート時に搭載される予定のWindows Holographicについての情報が欲しかったのですが、この調子だとまだもう少し先になりそうですね。

 

金曜日担当 Window開発チーム 古村



アプリ関連ニュース

お問い合わせはこちら

お問い合わせ・ご相談はお電話、またはお問い合わせフォームよりお受け付けいたしております。

tel. 06-6454-8833(平日 10:00~17:00)

お問い合わせフォーム