Edubuntuを触ってみました(1)

最近Kinect関連の記事ばかり書いていましたので、今回は趣向を変えてLinuxについての記事を書いていきます。
実は私、OSの中で一番好きなのがLinuxなのです。
何故好きなのかは、あまりに長くなるのでまたの機会に譲りますが、やはりそれぞれ特色があり、それらの機能に触れる際のワクワク感が大きいからだと思います。
では、今回はその中でも教育用のディストリビューション(膨大な数存在するLinuxの種類)として有名なEdubuntuをシリーズで紹介していきます。
教育用という言葉から難しいイメージを持たれるかもしれませんが、実際触った感想としては意外にゲーム感覚で楽しめました。

それでは、紹介の方を進めていきます。
起動直後のデスクトップはこんな感じです。
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もちろん、他のOS(WindowsやMac)の様に右クリックから「背景の選択」で、壁紙を切り替えれます。
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折角なので教育用らしく元素記号表を壁紙にしてみました。
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どんなアプリが最初から入っているか、確認していきましょう。
カーソルを左上の方に持っていき、「アプリケーション」と表示されている箇所をクリックします。
すると、アプリケーションのカテゴリが一覧で表示されました。
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OSというと、あちこちに機能が散らばっていてその機能にたどり着くまでが大変なのですが、Edubuntu(正確にはその元となったUbuntu)はご覧のとおりスッキリとしたインタフェースです。
では上から順番にどんな内容か見ていきます。

・アクセサリ
Edubuntuを使う上での便利アプリが入っています。
辞書(Dictionary OpenDict)やメモ帳(Tomboyメモ)、電卓が入っていますね。
ちょっと変わり種としては料理本(Krecipes)が入ってたりします。とはいえ、殆どレシピは存在せず、基本的には自分で作っていく形となります。「クックパッド」のような良質なサービスが存在する日本では使い道が無いですね。

・インターネット
その名の通り、インターネットに関連したアプリが入っています。
Webブラウザ(Browser、FireFox)、メーラー(ThumderBird)が最初から入っていますね。他にもP2Pアプリ(BitTorrent)とリモートコントロール用のアプリが幾つか入っています。

・オフィス
Windowsで言うところの、Office製品にあたるLibreOffice群が入っています。もちろんWord、Excel、PowePointなんかも(完全では無いですが)閲覧、編集が可能です。
他にも面白いところでは、マインドマップアプリ(VYN View Your Mind)、家系図アプリ(Gramps genealogy system)も入っています。

・グラフィックス
Adobe PhotShopと同じ様な機能のアプリGIMPや、Adobe Illustratorと同じような機能のアプリInkSpace、DTPアプリであるScribusが入っています。
他には画像ビュワーやお絵かきアプリが入っています。後、CADアプリ(Libre Cad)も入っているのはお得感ありますよね。
ユニークなアプリでは、ダイアグラムアプリ(Dia)、フラクタルアプリ(XaoS)があります。
ダイアグラムアプリといっても、いまいちピンと来ないと思いますので、画面のスクショも撮りました。フローチャー的なものを作る感じです。
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渋いのはフラクタルアプリ。とりあえず触ってみます。
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拡大したいポイントをクリックするとズームが開始されます。
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フラクタルだけあってどこまでもズームしていきます。尚、ズームアウトしたいときは右クリックです。
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違う世界に突入しそう……。
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というわけで今回の紹介はここまでです。
本来ならEdubuntuが教育用OSと称される所以である「教育・教養」のカテゴリまで辿り着きたかったのですが……それは次回以降に持ち越しです。

後、Edubuntuですが今まで紹介した機能は全て無料です。
Adobe PhotShopと似た機能のGIMP、Adobe Illustratorと似た機能のInkSpaceも含めて全て無料です。もちろん本家には勝てませんが、それでも十分すぎる機能を無料で使えるのでかなりお得です。

 

木曜日担当 Window開発チーム 古村



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