日本では全音楽の85%がCDで購入されている?
- 2014年9月24日
- 他の話題
最近、CD買っていますか?
デジタル音源の販売が主流となり、CDは売れなくなったと言われています。
私はCDというモノが好きで、比較的CDで音楽を購入している方だと思うのですが、以前よりCDショップは減り、家電量販店等のCDコーナーも縮小傾向にあるように感じています。
ところが、日本では全音楽の85%がCDで購入されていて、世界的にも変わった市場なのだそうです。
こちらの記事によると、日本はなんとアメリカに次ぐ世界第二位の市場規模なのだとか(私はこれにも少し驚きでした)。
そんな”音楽先進国”である日本が、デジタル音楽への移行が世界的に見て遅いというのです。
不思議ですね。
その理由とは?
理由として挙っているのは2点
「収集」を好む文化がある
ん〜、これに関しては疑問ですね。
コレクターは世界中にいて、日本人が特に多いというわけではないように思います。
音楽業界の保護主義的なビジネス風土
こちらの方がしっくりきますね。
平たく言ってしまえば”利権”というやつですね。
また、善し悪し関係なく、変化よりも安定を好むのが日本人的な傾向だと思います。
さらにこの記事では触れられていませんが、アイドルブームの影響も無視できないと思います。
特に賛否両論ありますがAKB48などのCD販売数は、ここ数年の日本の音楽市場において無視できるものではありません。
結果としていろいろなCDに関する記録を塗り替えているのは事実です。
CDの何が良いのか?
ところで、CDの何がデジタル音源よりも良いのでしょうか?
先にも述べたように、私はCDが好きなのです。
特に「アルバム」と呼んでいる、13曲程度収録され、3000円前後で販売されているタイプのモノが好きです。
その理由は、ほぼ一つに集約されます。
それは「完成された作品であるということ」です。
ケースやジャケット、歌詞カード
CDはケースやジャケット、歌詞カード等が含まれます。
ビジュアルを目で楽しみ、これらを手に取って、触れることもCDの醍醐味の一つと言えます。
曲順
CDは曲順が変えられません。
それ故に、アルバム全体の展開や構成までこだわって作成しているアーティストも多いと思います。
つまり、音楽そのものよりも、周りの環境全てを含めてCDという媒体の魅力になっているのだと思います。
まさにそれは、音楽という枠を超えた、一つの芸術作品と呼べるのではないでしょうか?
逆を言えば、音楽そのものだけが欲しい人にとっては、無駄なものばかりにお金がかかっていて、不便でもあります。
つまり、私にとってはCDもデジタル音源も共存し、ユーザーが好きな方法を選べる状態が最良だと思うのですが、ビジネスとしては難しいのかもしれません・・・。
Yohei
Yohei at 2014年09月24日 11:25:16